

新しい1年の多幸と繁栄を願うおせち料理。
その一品一品に家内安全や子孫繁栄などの願いが込められていることを
ご存じでしょうか?
もともとは、季節の変わり目とされる「節」に、神様にお供え物をして宴を開く宮中行事に
用いられていた料理。
「御節句料理」と言われたこの料理は、いつしか庶民の間にも浸透し、
お正月の「おせち料理」として定着しました。
江戸時代以降、日本の食文化として大切に受け継がれ、「いい事が重なりますように」と
願いを込めて「重箱」に詰められたといいます。
「縁起」を重んじる日本人ならではの発想から選ばれた献立と優れた栄養バランス、
そしてその美しい盛り付けは、まさに「日本の芸術」とも言える祝い料理なのです。
現在、様々なスタイルに変化を遂げてきたおせち料理ですが、
そこに込められた思いは昔も今も同じ。
家族みんなが健康で、そして笑顔でいることができますように・・・
おせち料理は、これからもお正月の食卓にはなくてはならない存在であり続けます。

| 数の子 | 卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起もの。 |
| 海 老 | 腰が曲がった海老は、長寿の象徴。「長生きできるように」との意味が込められています。 |
| 黒 豆 | 「一年中まめ(元気、勤勉)に働けますように」との願いを込めて。 |
| 田作り | 田んぼの肥料にすると良い米が収穫できたことから、豊作を願う意味が。 |
| 紅白なます | 紅白の組み合わせで、平安・平和を願ったもの。 |
| 伊達巻 | 「伊達」とは華やかさを意味し、華やかな卵巻き料理を伊達巻と言います。 昔の読み物は「巻き物」であったことから、知識や文化の発展を願う意味も。 |
| 昆布巻 | 「よろこぶ」にかけて。 |
| 鮑(あわび) | 古くから魚介類の中でも「不老不死」「長寿」の象徴として珍重される。 |
| たたき牛蒡 | 地にしっかりと根を張る牛蒡のように、土台を固めて堅実に生きていけますように。 |
| い か | いかの「脚」が多い事を「お金」が多いこととかけ、富が増えるようにとの願いが。 |
| 鮭 | 大きく立派な姿で、おめでたい赤色の身をしている鮭は縁起の良い魚。 |